「もしかして知らない!?AT(CVT)車のシフトレバー」

普通車免許におけるAT限定の割合は7割に及びます。限定免許でなくともAT車に乗り続け、もはやMT車には乗れないという人も多いかと思います。
AT車は変速操作を自動で行う為、基本「P:パーキング」「D:ドライブ」「R:リバース」のシフト操作のみで事足ります。この3つ以外については「知らない」「忘れた」という人を結構見掛けます。そもそも車種によってシフトレバーの形状や表記等に違いがあるので混乱しますが、皆さんは自分が運転する車のシフトレバーを正しく理解しているでしょうか?

「N:ニュートラル」
エンジンからタイヤに伝わる駆動力を切り離した状態です。アクセルを踏んでもタイヤは回転しません。事故時にけん引される時、人力で車を押し出す時などの緊急時用です。

「2:セカンド」
「D」よりエンジンブレーキ(アクセルから足を離すと減速する)が強く効く状態です。坂道が続く場合、ブレーキを多用すると効きが悪くなる恐れがある為、エンジンブレーキでの減速が推奨です。

「L:ロー」
「2」より更に強くエンジンブレーキが利く状態です。急勾配な坂道など、よりエンジンブレーキを効かせたい場合に使います。坂道発進にも有用です。「2」が無く、「L」のみの事もあります。

ここまでは従来のAT車のシフトモードです。近年のCVT車やハイブリッド車の多くには「B:ブレーキ」「S:スポーツ」「M:マニュアル」のモードがありますが、このうち2つは表記が違うだけで「B=L」「S=2」です。

「M:マニュアル」
変速操作を手動で行い、MT車のような運転ができるモードです。「M」位置にシフトを動かし、更に「+」か「-」方向に動かすことでシフトアップ・シフトダウンします。仮に5速まである車なら、1速から5速にシフトアップするにつれ、エンジンブレーキは効かなくなり、速度が出やすくなります。ハンドル付近にある「パドルシフト」で操作する車種もあります。

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