2023年1月より電子車検証の発行がスタートします。
国土交通省によると電子化の目的は利便性の向上の為とのことですが、具体的に何が変わるのでしょうか?
まず分かりやすい違いは車検証のサイズです。現在のA4サイズからA6サイズの厚紙になります。
次に、車検証の有効期間、所有者の氏名・住所など一部の情報はICタグに納められ、紙面には記載されません。
一般の方からすると、「車検証では車検がいつか分からなくなる」というのが一番大きいかと思います。
車検日の確認は電子化と同時に利用開始となる専用アプリからです。アプリではリコール情報も確認でき、車検の更新時期を通知する機能を搭載予定とのことです。
これによりICタグに納められている一部情報に関しては、陸運支局に出向くことなく変更手続きが行えるようになります。車検で言えば陸運支局で新たな車検証を発行する必要がなく、利便性が向上するのです。
電子車検証は2023年1月4日以降に車検を受けた車両から順次切り替わる為、長い人は3年近く先の話になります。
また軽自動車は開始が1年先の2024年1月ですので、しばらくは新旧車検証が混在する状況になります。